番組担当の塚本です。
視覚障害者のサポート団体「NEXT VISION」は、今月8日に発生した青森県東方沖地震を受けて、「巨大地震発生~何をしますか」というテーマで、視覚障害者の家庭での地震対策についての動画を配信しています。
講師は大規模地震の被災地で視覚障害者の避難の実態などを調査した原田敦史さん。
この動画の中で、原田さんは、先ず今回の青森県東方沖地震の教訓として、「気温2°という寒さの中で避難できるのか」という問題を提起し、冬季は防災グッズの中に防寒対策を必ず入れておくことと呼び掛けています。
また、地震発災直後は行政機関からの情報提供は期待できないところから、各自が情報収集のための準備をしておくよう求めています。
具体的には①各県の防災ポータルサイト ②ライフラインの関係サイト ③携帯電話の通信障害情報サイト ④鉄道の運行情報サイトなどに、すぐにアクセスできるように、事前にリンクを保存しておくことが大切であるとしています。
また原田さんは昨年元旦の能登半島地震の被災地を現地調査した結果をまとめています。
それによりますと、巨大地震発生時には日本盲人福祉委員会が被災地の視覚障害者の支援のため現地入りしますが、能登半島地震の場合、176か所の避難所を調査して把握できた視覚障害者の人数は僅かに25人であったとし、視覚障害者の所在確認どころではないという厳しい現実があったと報告しています。
また行政も視覚障害者を支援する余裕がないのが実態で、近隣住民の手助けが一番必要となると話していました。
こうしたことを念頭に視覚障害者の家庭では、日ごろの地震対策が求められています。
尚、この「こぼれ話」の欄は、本日で年内の書き込みを終わらせていただきます。年明けの1月6日から再開する予定です。
1年間お世話になりました。良いお年をお迎えください。
視覚障害者のサポート団体「NEXT VISION」は、今月8日に発生した青森県東方沖地震を受けて、「巨大地震発生~何をしますか」というテーマで、視覚障害者の家庭での地震対策についての動画を配信しています。
講師は大規模地震の被災地で視覚障害者の避難の実態などを調査した原田敦史さん。
この動画の中で、原田さんは、先ず今回の青森県東方沖地震の教訓として、「気温2°という寒さの中で避難できるのか」という問題を提起し、冬季は防災グッズの中に防寒対策を必ず入れておくことと呼び掛けています。
また、地震発災直後は行政機関からの情報提供は期待できないところから、各自が情報収集のための準備をしておくよう求めています。
具体的には①各県の防災ポータルサイト ②ライフラインの関係サイト ③携帯電話の通信障害情報サイト ④鉄道の運行情報サイトなどに、すぐにアクセスできるように、事前にリンクを保存しておくことが大切であるとしています。
また原田さんは昨年元旦の能登半島地震の被災地を現地調査した結果をまとめています。
それによりますと、巨大地震発生時には日本盲人福祉委員会が被災地の視覚障害者の支援のため現地入りしますが、能登半島地震の場合、176か所の避難所を調査して把握できた視覚障害者の人数は僅かに25人であったとし、視覚障害者の所在確認どころではないという厳しい現実があったと報告しています。
また行政も視覚障害者を支援する余裕がないのが実態で、近隣住民の手助けが一番必要となると話していました。
こうしたことを念頭に視覚障害者の家庭では、日ごろの地震対策が求められています。
尚、この「こぼれ話」の欄は、本日で年内の書き込みを終わらせていただきます。年明けの1月6日から再開する予定です。
1年間お世話になりました。良いお年をお迎えください。