「視覚障害者への声かけに関する意識調査」②

番組担当の塚本です。

昨日に引き続き、「
日本盲導犬協会」が今年夏に実施した「視覚障害者への声かけに関する意識調査」の内容を紹介いたします。

この調査では、一般の人の意識として、視覚障害者へのサポートが必要という意識は強いものの、行動に移そうとすると心理的な壁があることが分かりました。

それでは、視覚障害当事者の方々は、どんな声かけを望んでいるのでしょうか。

この調査で、
盲導犬ユーザーの方は、こんな回答を寄せています。

「歩いていると、何かお手伝いしましょうかと声をかけてくれる人がいる。歩道から車道に出てしまったときに、危ないですよと声をかけてもらい、無事に歩道に戻ることが出来たこともある」

「横断歩道で信号がよく見えず戸惑っているときに、今、渡れるよなどと声をかけてくれると有難い。ちゃんと見守ってくれる人がいるという安心感が心強い」

「大丈夫ですかと声をかけられると、つい、大丈夫ですと答えてしまう。何か困っていることはないですかと声をかけてもらえると本当に嬉しい」といった声が寄せられました。

こうした盲導犬ユーザーの声を通して、視覚障害者に声をかけることの意義が明らかになったと、この調査は締めくくられています。

日本盲導犬協会のYouTubeチャンネル」では、「盲導犬ユーザーへの声かけ」といった動画がアップされています。