「視覚障害者への声かけに関する意識調査」①

番組担当の塚本です。

今年夏、「日本盲導犬協会」が実施した「
盲導犬及び視覚障害に関する意識調査」の結果が、このほどまとまり公表されました。

それによりますと、
視覚障害者への声掛けに対して、抵抗感を持つ人が半数を超えていることが分かりました。

一方、
視覚障害の当事者は、「何かお困りですか」などと声をかけてもらうことは、決して迷惑ではないという反応が多く、そこに意識のズレがあることが浮き彫りになりました。

具体的に調査内容を見てみます。

1)あなたは困っている視覚障害者に出会ったらサポートしてあげたいと思いますか という質問に対しては、「思う」と答えた人が75%にのぼりました。

2)困っている視覚障害者に出会ったことがありますか という質問に対しては、34%の人が「ある」と答えています。具体的には、「信号が青なのに渡れない人がいる」「バスの行先表示が見えず、どのバスに乗ればいいのか分からない人がいる」などのケースが挙げられていました。

3)「実際に声を掛けた経験はありますか」 という問いに対して、「ある」と答えた人は15%でした。

4)「声を掛けることに抵抗はありますか」という問いに対しては、「とても抵抗がある」「やや抵抗があると」答えた人が合わせて55.5%でした。その理由としては、「声のかけ方が分からない」「声をかけることで迷惑になるかもしれない」などが挙げられています。

こうした調査結果に対して、視覚障害の当事者はどのように考えているのかについても調査していますので、その結果は明日ご紹介いたします。