「能登半島地震発災直後のトイレ事情」

番組担当の塚本です。

8日(月)夜、
青森県東方沖を震源とする地震が発生し、八戸市で震度6強を観測しました。

急ぎ避難する住民の方もおられました。

早く余震が収まり、
避難生活が長引かないことを祈るばかりです。

巨大地震が発生するたびに住民がは避難する場所で必ず問題になるのが、トイレ問題です。

日本トイレ研究所が、一昨年の正月に発生した能登半島地震で、避難施設で暮らした経験のある能登町の住民を対象にして調査した「地震発生直後のトイレ事情」に関する調査データが、先月発表されました。

それによりますと、
1、発災後、最初にトイレに行きたいと感じた時間は、3時間以内が54.7%、6時間以内を含めると88.3%でした
2、避難生活の初期において困った事としては、69.8%の人がトイレを挙げています。
3、仮設トイレが設置された日は、初日が7.5%、3日以内が16.5%、4~7日以内が18.0%でした。やむを得ず野外で排泄したという人も33.2%に上っています。

震災発生時のトイレ問題が、大きな問題であることを改めて示した調査結果となりました。被災地の視覚障害者にとっては、尚の事、深刻な問題となりそうです。