「当事者がみた!障害告知からはじめるリハビリテーション」③

番組担当の塚本です。

視覚障がい者ライフサポート機構 “viwa”」代表の奈良里紗さんと、谷田光一さんとの対談をまとめた『当事者がみた!障害告知からはじめるリハビリテーション』という書籍の紹介の最終回です。

お二人とも視覚障害の当事者です。

最終回のテーマは、「障害の捉え方」についてです。

谷田さんは、23歳で視覚障害の告知を受けてから今に至る迄、その捉え方の変化について、以下のように触れています。

先ず、障害の告知を受けた直後は、障害とはマイナスなものだと感じていました。

しかし昨日のこの欄で触れたように、谷田さんは日本弱視者ネットワークとの出会いによって、「障害があっても出来ることは沢山あるというポジテイブな考え方に変わっていった」ということです。

そして現在は、仕事をするうえで、障害のあるなしは関係ないとも、話しています。

対談の締めくくりに、「あなたにとって障害とは何ですか」という問いに対して、谷田さんは「私にとって障害とは使命。命の使い方を教えてくれるアイテム」と答えていました。