「当事者がみた!障害告知からはじめるリハビリテーション」②

番組担当の塚本です。
引き続き「視覚障がい者ライフサポート機構 “viwa”」の代表の奈良里紗さんと、谷田光一さんの対談をまとめた『当事者がみた!障害告知からはじめるリハビリテーション』という本を紹介いたします。
お二人ともに視覚障害者です。
この本の第二章は「転機となった出会い」というパートで、当時大学生であった谷田さんにとっての大きな出会いについて触れられています。
谷田さんは、かかりつけの眼科医から、「日本弱視者ネットワーク(当時の弱視者問題研究会)が、近く東京で就労者座談会を開催するので、参加してみてはどうか」という誘いを受けます。
名古屋に住んでいた谷田さんは、一人で東京へ行けるかどうか不安を感じていましたが、座談会の担当者から「そんなんだからダメなんだ。いいから東京まで来い」と強い口調で言われました。
その言葉に背中を押されて東京・田町で開催された就労者座談会に参加しましたが、そこでの一人のパネリストの発言に、谷田さんは大きな衝撃を受けます。
それは、次のようなものでした。
「職場には三種類の人間がいる。一つは、いてもいなくてもいい人。もう一つは、いては困る人。そしてもう一つは、いなくてはならない人。私はいなくてはならない人になろうとしている」という言葉でした。
この言葉を聞いたとき、谷田さんは、「それまで自分は障害者雇用で採用されれば、それでいいやと思っていて、いなくてはならない人になろうという発想は、思いつきもしなかった」と強い衝撃を受けたそうです。
そして、「障害者であっても、自分は会社にとって、いなくてはならない存在になろう」と決意したという事で、これこそが谷田さんにとっての「転機となった出会い」でした。
引き続き「視覚障がい者ライフサポート機構 “viwa”」の代表の奈良里紗さんと、谷田光一さんの対談をまとめた『当事者がみた!障害告知からはじめるリハビリテーション』という本を紹介いたします。
お二人ともに視覚障害者です。
この本の第二章は「転機となった出会い」というパートで、当時大学生であった谷田さんにとっての大きな出会いについて触れられています。
谷田さんは、かかりつけの眼科医から、「日本弱視者ネットワーク(当時の弱視者問題研究会)が、近く東京で就労者座談会を開催するので、参加してみてはどうか」という誘いを受けます。
名古屋に住んでいた谷田さんは、一人で東京へ行けるかどうか不安を感じていましたが、座談会の担当者から「そんなんだからダメなんだ。いいから東京まで来い」と強い口調で言われました。
その言葉に背中を押されて東京・田町で開催された就労者座談会に参加しましたが、そこでの一人のパネリストの発言に、谷田さんは大きな衝撃を受けます。
それは、次のようなものでした。
「職場には三種類の人間がいる。一つは、いてもいなくてもいい人。もう一つは、いては困る人。そしてもう一つは、いなくてはならない人。私はいなくてはならない人になろうとしている」という言葉でした。
この言葉を聞いたとき、谷田さんは、「それまで自分は障害者雇用で採用されれば、それでいいやと思っていて、いなくてはならない人になろうという発想は、思いつきもしなかった」と強い衝撃を受けたそうです。
そして、「障害者であっても、自分は会社にとって、いなくてはならない存在になろう」と決意したという事で、これこそが谷田さんにとっての「転機となった出会い」でした。