「自分の視覚障害を職場や学校でどう伝えるか」②

番組担当の塚本です。

昨日(9日)に引き続いて、「視覚障がい者ライフサポート機構 “viwa”」のホームページにアップされていた「気ままにviwa talk~学校や職場での障害の伝え方」という番組の内容を紹介させていただきます。

番組後半の話題は、「話しかけられた相手の人の顔が見えず、また声を聞いても名前が思い出せない時に、視覚障害の当事者として、どう対応したらいいのか」という点に集中していました。

視覚障害の方々の共通の体験として、相手の顔も名前も分からない時に、「どちら様ですか」と言えるようになるのに、結構時間がかかることがあるようです。

相手の人が誰か分からずとも、とりあえず時間をかけて話をつなぎ、相手との空気感を同じにしながら、「どなたでしたっけ」と尋ねるケースが多いようです。

また、相手と目線を合わせないようにしていると、相手が「この人は目がみえにくかったんだ」と気づいてくれることもあるという話も聞かれました。

番組を聞いていて、視覚障害当事者にとって、相手が名乗ってくれないと、誰だか分からない人と話しを合わせるのは疲れるということで、これは晴眼者にとっても、気を付けるべきことではないかと感じました。