「視覚障害当事者の発信力」

番組担当の塚本です。

視覚障害当事者の奈良里沙さんが中心となって活動している「viwa」という団体で、「気ままにviwa talk」という番組が、オンラインで配信されています。

先日の番組テーマは、「当事者の発信力」というものでした。

ゲストとして、日本弱視者ネットワークの会員であり、また埼玉県視覚障害者福祉協会のメンバーでもある谷田光一さんが出演されていました。

谷田さんはXなどを通じて情報を日々発信していますが、その際に心掛けていることは、「こうすれば社会は良くなる」というポジテイブなメッセージを発信していくことが大切だという事です。

その例として、点字ブロックの色が黄色から保護色に変わるかも知れないという動きに対して、「保護色ではない方がいいな」とつぶやいたところ、いつもは50件ぐらいの「いいね」しかつかなかったのに、この時は何と25万件の「いいね」がついたということです。

谷田さんは、「Xのすごさ」を実感しました。

こうした経験から、視覚障害の当事者が上手に発信すれば、社会は動いてくれる可能性があるし、逆に障害当事者が自分たちを取り巻く様々な悪条件を我慢してしまうと、社会は変わらないと、谷田さんは指摘していました。