「外食店でのサービス改善を求めて」

番組担当の塚本です。

視覚障害者が外食店に入って、注文から料金の支払いまで全てがデジタル化され、利用したくても利用できない現実があることについては、これまでも度々紹介してきました。

「手をつなごう全ての視覚障害者全国集会」は、先月18日、「一般社団法人日本フードサービス協会」と、外食店における視覚障害者への対応の改善を求めて、懇談会を開きました。

この中で協会側からは、「人手不足の中ではあるものの、対面でのサービスを重視しており、視覚障害者への理解も進んでいる」との認識が示されました。

これに対して、参加した視覚障害のメンバーからは、視覚障害と言っても色々な見え方があるので、その人に合った対応を心掛けて欲しいと、具体的な利用シーンをもとに説明し理解を求めました。

そして今後は、業界団体だけでなく、実際に店舗を運営している会社とも、個別に話し合いの場を持ちたいとしています。

以上、「全日本視覚障害者協議会」発行の「点字民報9月号」の記事の中から紹介いたしました。