「助けられ上手になる」

番組担当の塚本です。

視覚障害者の就労を支援する会「タートル」
では、定期的に講演会を開催していますが、今回は、今年初めに行われた講演会での高尾朋子さんという、視覚障害の精神保健福祉士の講演の模様を紹介させていただきます

高尾さんは、先天性白内障、発達緑内障などで、生まれつき目に障害があり、20歳の頃には左眼が失明しました。

大学や専門学校での非常勤講師の仕事や電話相談への対応などの業務をこなしていましたが、労働条件の変更などの事情が重なって、退職を決意します。

その後、
所沢の国立リハビリテーションセンターに入所し、自立訓練を受けることになりますが、そこで学んだことで、特に印象深かったことがあったそうです。

それは、「世の中は2:6:2」という言葉でした。

世の中で2割の人には、親切心や「助けたい」という思いがありますが、その一方でどんなに頼んでも助けてくれない人が2割ほどいます。

そして残りの6割は関心があっても行動に移せず、どう動いていいか分からない傍観者ということです。

障害者に出来ることは、この6割の人に「いかにサポートしてもらえるように上手く働きかけるか」と、「人間を上手に築くことだ」と教わったそうです。

それまで、人に頼らず、最後まで一人で頑張ることを信条としてきた高尾さんでしたが、「助けられ上手になる」ということを教わって、その後の生き方が変わったと話されていました。