「視覚障がい者ライフサポート機構”viwa”結成15周年」

番組担当の塚本です。

今週は「視覚障がい者ライフサポート機構”viwa”」の活動を、2020年の結成10周年の際に出版された『当事者力』(奈良里紗編著)の本に即して紹介してきました。

2010年に結成されたということは、今年で15周年を迎えたことになります。

viwaのホームページを見ておりましたら、「viwa設立15周年ありがとう」という音声配信番組がアップされていましたので、その内容を紹介させていただきます。

「viwa talk」というこの音声配信番組の喋り手は、代表の奈良里紗さんが務めています。

「15周年ありがとう」というこの番組で、先ず、自分が15年前にviwaを設立した当時を振り返って、「大学院生の頃に設立した団体だが、キッカケは自分たちの欲しい情報が少ない、かゆい所に手が届く情報が欲しいという想いからであった」と話しています。

デジタル化の進む今の世の中で、次から次へと問題は起きており、例えばタッチパネルの普及で視覚障害者は置いてきぼりにされるような気持にはなるが、しょぼんとするのではなく、対立ではなく、viwaという場を通して、建設的な対話で問題が解決に向かうのではないかと奈良さんは指摘しています。

「社会の仕組みをどう変えていくか、個人で出来る事、出来ない事はあるが、ちょっとしたキッカケで、社会は変わる」と話していました。

「15年もviwaが続くとは思わなかった。5年ぐらいかと思っていた」と話す奈良さんは、「これからもゆるゆると、細々とでも活動を続けたい。支えてくれたスタッフには、最上級の感謝を捧げる」と今後に向けた決意を語っていました。

イギリスの視覚障害者の当事者団体である、RNIB英国王立盲人協会のような団体を作ることが先々の目標であるようなお話でした。