「当事者主導の支援とは~視覚障がい者ライフサポート機構 “viwa”の活動」①

番組担当の塚本です。

この欄を担当するようになってから、「視覚障がい者ライフサポート機構 “viwa”」のホームページを参考にさせていただくことが多くなりました。

viwaの理事長を務める奈良里紗さんは、視覚聴覚障害の当事者で、視覚障害者が自分たちに役立つ情報をもっと簡単に入手する仕組みは作れないのだろうかという想いから、viwaという団体を立ち上げました。設立は2010年。既に15年の活動実績を持っています。

奈良さんは、視覚に障害のある子どもを育てる保護者の人たちとの付き合いの中から、保護者が抱く様々な想いに応えてあげられる情報をwebで発信できないかと考え、ブログを通じた情報発信からviwaの活動をスタートさせました。

「全盲の子どもでも楽しく遊べるおもちゃに、こんなものがありますよ」とか、「視覚障害の子どもには、家庭で桃のむき方を習得する練習をしてはどうですか」とか、「結婚式で私は赤いブーケにこだわった」など、身の回りでちょっと役立つ情報の発信によって、次第に輪が広がって行きました。