「視覚障害者にとっての居場所~ぴあサロン」①

番組担当の塚本です。

視覚障害者が月に一回、東京・高田馬場にある新宿区社会福祉協議会の視覚障害者交流コーナーに集まり、自由に語り合う「ぴあサロン」という会が開かれています。

去年の9月に始まり、これまでに10回開かれました。

「ぴあサロン」の呼びかけ人であり、その中心となって活動している木幡由美子さんは、ご自身も視覚障害の当事者のお一人でもあります。

外出や移動に困難があり引きこもってしまいがちな人に、居場所を提供したいという想いから、この「ぴあサロン」を始めたという事です。

あえてテーマなどは設けず、自由にしゃべってもらえるような雰囲気づくりを大切にしています。

先月開催された「ぴあサロン」に参加させてもらいましたが、木幡さんの巧みな司会のもと、自由でフランクな雰囲気で、それぞれの近況報告などが行われていました。

参加した視覚障害者に、声を出してもらうことを心掛けているという事です。

毎月一回、第三月曜日に「ぴあサロン」は開催されていますが、初参加の人も含めて、多くの人が閉会後も会場に残り、昼食を食べながらの懇談会が続いていました。

「居場所づくり」の大切さを実感しました。