「サヘル・ローズ初監督作品『花束』」②

番組担当の塚本です。
昨日に引き続いて、番組パーソナリティであるサヘル・ローズさんの初監督作品『花束』について取り上げます。
この作品は、東京・北区・田端にあるユニバーサルシアター「シネマ・チュプキ・タバタ」で、先日、アンコール上映されました。上映後、サヘル・ローズ監督とプロデューサーの田井えみさんのアフタートークが行われました。
『花束』は、養護施設で一時期を過ごした8人の若者のインタビューと、フィクションで描いた回想部分を巧みに組み合わせた実験的な作品です。
こうした手法を採った理由について、サヘルさんは、「ドキュメンタリーで終わらせたくなかった。」と話しています。
養護施設で育った8人の若者に対するインタビューは、一人2時間以上にわたったということですが、サヘルさんは、「話を聞いていて、親に対する憎しみの感情はなかった。一緒に生活したいという言葉があった。大人を罰するのではなく、許すこと、どう生きていくかを考える事。善悪を付けるのは、溝を生むだけだと思う。」と話していました。
そしてこの映画を見終わった後に聞いたある親の言葉を紹介していました。
その親は、「あの時、自分がやってしまったことを許せない。息子に32年ぶりに会いたい。」と話してくれたということです。
映画は、観た人に一歩を踏み出す力を持っていることを感じます。
昨日に引き続いて、番組パーソナリティであるサヘル・ローズさんの初監督作品『花束』について取り上げます。
この作品は、東京・北区・田端にあるユニバーサルシアター「シネマ・チュプキ・タバタ」で、先日、アンコール上映されました。上映後、サヘル・ローズ監督とプロデューサーの田井えみさんのアフタートークが行われました。
『花束』は、養護施設で一時期を過ごした8人の若者のインタビューと、フィクションで描いた回想部分を巧みに組み合わせた実験的な作品です。
こうした手法を採った理由について、サヘルさんは、「ドキュメンタリーで終わらせたくなかった。」と話しています。
養護施設で育った8人の若者に対するインタビューは、一人2時間以上にわたったということですが、サヘルさんは、「話を聞いていて、親に対する憎しみの感情はなかった。一緒に生活したいという言葉があった。大人を罰するのではなく、許すこと、どう生きていくかを考える事。善悪を付けるのは、溝を生むだけだと思う。」と話していました。
そしてこの映画を見終わった後に聞いたある親の言葉を紹介していました。
その親は、「あの時、自分がやってしまったことを許せない。息子に32年ぶりに会いたい。」と話してくれたということです。
映画は、観た人に一歩を踏み出す力を持っていることを感じます。