「旅と人生は一緒!全盲の谷口真大さんの柔軟思考」①

番組担当の塚本です。

「こぼれ話」のコーナーでも度々紹介している視覚障がい者のサポート団体「NEXT VISION」では、定期的にデジタルラウンジという配信イベントを実施しています。

今年1月には、東京・浜松町にある「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」という漆黒の闇の施設でアテンドを務める谷口真大さんが、ゲストとして招かれました。

谷口さんは、2歳の時に小児がんで失明し、現在は全盲です。

全盲の奥様との間に、お子さんが一人います。仕事は「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」という施設のアテンドとして、施設のガイドに当たっているほか、TVドラマや映画で視覚障がい者の役を演じる俳優への、所作の指導・演技指導などにも当たっています。

おととし、TBSで放送された「ラストマン」というドラマでは、全盲の視覚障がい者を演じた福山雅治さんの所作指導を担当しました。

そのほか、ブラインドマラソンの選手としての経歴も持っています。

大学では観光学科で、バリアフリーツーリズムを勉強し、全盲でも楽しめる観光旅行の在り方などを研究したということです。

その研究成果を実践するために、視覚障がい者だけで、神津島でのキャンプを企画、視覚障がい者が楽しむアウトドアライフを実現させたりしてきました。

全盲同士のご夫婦でも、お子さんと一緒にアウトドアを楽しむ生活をされています。

NEXT VISIONのイベントでは、そうしたチャレンジを実現するのに役立つ様々なスマホのアプリの使い方などが紹介されていました。

その内容は、明日のこの欄で紹介いたします。