「災害時のトイレの備え」④

番組担当の塚本です。
「視覚障害者とともに学ぶ教養講座」でのNPO法人日本トイレ研究所の加藤篤さんの講演の内容を、昨日迄、3回にわたって紹介してきましたが、本日はその最終回として、大規模震災発生時に真っ先に問題となるトイレ問題にいかに備えておくべきかについて触れます。
加藤さんが強調していたのは、初動対応は先ず携帯トイレを用意しておくことが最優先となるという点でした。
携帯トイレとは、便器に取り付ける袋式のトイレのことで、避難所のトイレも初動は携帯トイレが好ましいということでした。
事前に準備しておくべき携帯トイレの数は、1日に平均的にトイレに行く回数×7日間分で、最低でも3日間分は用意しておくべきとのことです。
そして携帯トイレを日ごろから定期的に使ってみて、使い方に慣れておくことの重要性も指摘されていました。
また、大規模震災の発生時には、すぐに避難所に行くのではなく、在宅避難という考え方を推奨しているということでした。
講座の最後には、参加した視覚障がい者との自由な意見交換も行われ、「自助・共助・公助」とよく言われるが、最初の三日間は自助という考え方が必要ではないかとの意見や、震災時に視覚障がい者が真っ先に必要となるのは、「家の中が安全かどうか、住めるのかどうか、窓ガラスが割れていないかなどを確認する『目』が欲しい」という声も聞かれました。
そのためには、ご近所の人たちが、「あの家には視覚障がいの人がいるので、助けに行こう」と考えるような地域のコミュニケーションも必要だと感じました。
「視覚障害者とともに学ぶ教養講座」でのNPO法人日本トイレ研究所の加藤篤さんの講演の内容を、昨日迄、3回にわたって紹介してきましたが、本日はその最終回として、大規模震災発生時に真っ先に問題となるトイレ問題にいかに備えておくべきかについて触れます。
加藤さんが強調していたのは、初動対応は先ず携帯トイレを用意しておくことが最優先となるという点でした。
携帯トイレとは、便器に取り付ける袋式のトイレのことで、避難所のトイレも初動は携帯トイレが好ましいということでした。
事前に準備しておくべき携帯トイレの数は、1日に平均的にトイレに行く回数×7日間分で、最低でも3日間分は用意しておくべきとのことです。
そして携帯トイレを日ごろから定期的に使ってみて、使い方に慣れておくことの重要性も指摘されていました。
また、大規模震災の発生時には、すぐに避難所に行くのではなく、在宅避難という考え方を推奨しているということでした。
講座の最後には、参加した視覚障がい者との自由な意見交換も行われ、「自助・共助・公助」とよく言われるが、最初の三日間は自助という考え方が必要ではないかとの意見や、震災時に視覚障がい者が真っ先に必要となるのは、「家の中が安全かどうか、住めるのかどうか、窓ガラスが割れていないかなどを確認する『目』が欲しい」という声も聞かれました。
そのためには、ご近所の人たちが、「あの家には視覚障がいの人がいるので、助けに行こう」と考えるような地域のコミュニケーションも必要だと感じました。