「今日3月18日は点字ブロックの日」

番組担当の塚本です。

今や全国的に普及している点字ブロック。

正確には視覚障がい者誘導用ブロックと呼ばれるものですが、この点字ブロックは、実は日本人の手で開発され、今から58年前の3月18日に岡山市中区の岡山盲学校の生徒が数多く利用する原尾島交差点に、世界で初めて230枚の点字ブロックが敷設されました。

開発者は地元の発明家の三宅精一氏で、長年の研究の結果、昭和40年に開発に成功し、自ら点字ブロックと命名しました。

第一号の点字ブロックが敷設されてからしばらくの間は、日本の高度成長期と重なったこともあり、経済成長優先で福祉には陽が当たらず、しばらくの間はなかなか普及しませんでした。

しかし今や世界数十か国で、この点字ブロックが採用されるに至っています。

点字ブロック第一号が敷設された原尾島交差点には、点字ブロック発祥の地であることを記す碑が建てられており、そこには「暗礁を恐れぬ希望の眼となれ」と刻まれています。