「鉄道駅転落事故防止対策」②

番組担当の塚本です。

昨日に引き続いて、国土交通省が開催している「駅ホームにおける視覚障がい者の安全対策検討会」で議論されてきたポイントを紹介します。

昨年10月に開催された「第13回検討会」では、AIを使った安全対策についての議論に引き続いて、駅のホームを使って視覚障がい者が歩行訓練を行う場合に、どんな内容の訓練が必要かについて議論がたたかわされました。

駅での転落事故を防ぐには、ホームドアの設置が有効なことは明らかですが、ホームドアの設置にはまだまだ多くの時間と費用がかかります。

そこで、ホームドアによらない視覚障がい者の、転落防止対策として、「白杖による点字ブロックや車両のドアの位置の確認が適切に行われていれば、転落事故を防ぐことが出来るのではないか」との意見が強いということです。

そのためには、視覚障がい者が実際に白杖を使いながらホームを歩く歩行訓練が欠かせません。

それではどんな訓練が必要となるのかのプログラムの作成が急がれています。

具体的に検討の俎上にのぼっている訓練内容は以下の三点です。

1、白杖を突きながら線路と平行にホーム上を歩く訓練

2、白杖を突きながら線路に向かって近づき、白杖が落ち込んだら、直ちに歩みを止める訓練

3、乗車する際に電車の床を白杖で確認する訓練

以上のような訓練内容が検討されていますが、実際に駅のホームで、視覚障がい者がこうした訓練を行うには、鉄道各社の協力が不可欠となります。