「慶応義塾大学病院ロービジョン外来」

番組担当の塚本です。

先日、この「こぼれ話」の欄では、二回にわたって慶応大学病院に開設された「ロービジョンケア・ハブ」について紹介いたしました。

慶応大学病院では、「すゝめ」というタイトルの広報誌を定期的に発行しており、そのVoL.22にロービジョン外来が紹介されていましたので、今日はその内容について触れさせていただきます。

慶応大学病院の眼科には、一般外来の他に、19の専門外来を備えており、ほぼすべての眼疾患に対応できる体制をとっているということです。

その一つにロービジョン外来があり、患者の視力の低下に関連する問題を評価し、適切なサポートやアドバイスを提供しています。

ここでは医師、視能訓練士、看護師、支援サービス担当者がチーム医療として生活支援を行っています。

具体的には患者が生活や仕事で困っている部分を一緒に確認して、白杖などの補助具の紹介や、市区町村の補助やサービスを受けられる窓口へとつないでいっています。

こうしたロービジョン外来の取り組みを踏まえて、ロービジョンケア・ハブというスペースの新設へとつながっていったものと思います。