「困っている人を助けられる人になりたい」

番組担当の塚本です。

「こぼれ話」の欄で度々紹介している視覚障がい者の就労支援する認定NPO法人「タートルの会」の情報誌の最新号から、或るロービジョンの女性の退職から新たな就労に至るまでの道のりに関する投稿を紹介いたします。

この女性は、緑内障を発症し、何度かの手術を受けましたが、視力・視野が欠けていく病状は進行する一方でした。

これ以上の仕事の継続は無理と判断し、退職を決断。

しかし或る日、盲導犬を連れて歩いている人を見て、一筋の光が見えたように感じたそうです。

国立障がい者リハビリテーションセンターで機能訓練を受けるとともに、タートルの会にも入会。

就労支援を受けて、10社ほどの採用試験では落とされたものの、現在は拡大読書器と音声補助を活用したパソコンを使って、新たな仕事に就くことも出来たという事です。

自分が障がいを持ったことにより助けてくれる人の存在の有難さを感じるとともに、自分自身も困っている人を助けられるような人でありたいと語っておられます。