「視覚障がい者の就労支援~実績と課題」②

番組担当の塚本です。

昨日に引き続いて「タートルの会」がまとめた「当事者目線で寄り添う視覚障害者の就労支援~令和5年度の実績と課題」のレポート内容を紹介いたします。

令和5年度にタートルの会に寄せられた209人の相談者からの相談内容の内訳をみますと、「就労継続・復職」に関する相談が最も多く、全体の60%を占めていました。

次いでロービジョンケアに関する相談が多く、紙の資料やPC画面が見づらくなったなど日常の困りごとに関する相談が36%を占めていました。

最近の傾向としては、ICT関連の相談が増加傾向にあり、こうした相談に対しては職場のICT環境に対応できる訓練機関を紹介するなどして対応に当たっているということです。

また、視覚障がいの進行とともに、その障害をどのように受け入れれば良いのかなど、精神的な不調を訴える相談なども増加傾向にあるとされています。