番組担当の塚本です。
11月16日(土)午後、「タートルの会」の交流会が開かれ、会場参加者とオンライン参加者合わせて100名近くが参加しました。
交流会は歩行訓練の第一人者である中村透氏の講演と質疑応答という形で進められました。
中村氏の講演のテーマは、「なぜ単独歩行が必要か」。講演は先の「優生保護法違憲判決」に触れ、患者を長期間にわたって隔離したり、不妊手術を強制してきた日本の福祉政策を、社会モデルに転換しなければならないという趣旨の説明から始まりました。
社会モデルとは、「社会が変わる、変わらなければならない」という考え方に基づくものです。
「分断から共生へ」という考え方に基づくものとも言えるでしょう。
中村氏が先ず例に出したのは、駅の階段にエスカレーターやエレベーターを付けて欲しいという要望についてでした。
中村氏は、視覚障がい者を含む障害者にアクセス権があることから、鉄道会社がこうした要望に応えるのは当然の事としています。
更に中村氏は「日本の視覚障がい者はとても大人しい」「要求がなかなか実現しないと諦めてしまう事が多い」と指摘していました。
ごつごつした道路に点字ブロックをつけても、視覚障がい者には分からない。
でも点字ブロックの付け方について誰も文句を言わない。これでは何も変わらない。
中村氏はこの講演で終始、「これはおかしい。これは改善して欲しいと思った事に対しては、改善を求め声をあげよう」と呼び掛けていました。
11月16日(土)午後、「タートルの会」の交流会が開かれ、会場参加者とオンライン参加者合わせて100名近くが参加しました。
交流会は歩行訓練の第一人者である中村透氏の講演と質疑応答という形で進められました。
中村氏の講演のテーマは、「なぜ単独歩行が必要か」。講演は先の「優生保護法違憲判決」に触れ、患者を長期間にわたって隔離したり、不妊手術を強制してきた日本の福祉政策を、社会モデルに転換しなければならないという趣旨の説明から始まりました。
社会モデルとは、「社会が変わる、変わらなければならない」という考え方に基づくものです。
「分断から共生へ」という考え方に基づくものとも言えるでしょう。
中村氏が先ず例に出したのは、駅の階段にエスカレーターやエレベーターを付けて欲しいという要望についてでした。
中村氏は、視覚障がい者を含む障害者にアクセス権があることから、鉄道会社がこうした要望に応えるのは当然の事としています。
更に中村氏は「日本の視覚障がい者はとても大人しい」「要求がなかなか実現しないと諦めてしまう事が多い」と指摘していました。
ごつごつした道路に点字ブロックをつけても、視覚障がい者には分からない。
でも点字ブロックの付け方について誰も文句を言わない。これでは何も変わらない。
中村氏はこの講演で終始、「これはおかしい。これは改善して欲しいと思った事に対しては、改善を求め声をあげよう」と呼び掛けていました。