「あしらせ2　開発ストーリー」①

番組担当の塚本です。

「NEXT VISION」が毎月開催している「ロービジョンの集い」で、先月、あしらせ開発者の千野歩社長が講演しました。

「あしらせ」という商品については、私どもの番組でも紹介いたしましたし、様々なイベントでも出品されていますので、既に多くの方がご存知かも知れません。

今回の千野社長の講演は、あしらせの新バージョン「あしらせ2」の発売に合わせて行われたものです。

「あしらせ」という商品は、世界初の靴挿入型の振動ナビゲーションシステムです。

先ず履いている靴に「あしらせ」の機器を装着し、目的地をスマホに入力し、靴を通して感じる振動に沿って歩くという視覚障がい者向けの歩行ナビゲーションシステムです。

なぜ、靴に機器を装着するのかという点について、千野社長は、耳で周囲の音を聞くなど、視覚障がい者の歩行に欠かせない身体機能を邪魔しないためと話していました。

「あしらせ」が商品化されたのは2021年。多くのユーザーから「見知らぬレストランに一人で行けました」など、好意的な反響が多かったものの、まだまだ改善の余地があるという事で、このほど「あしらせ2」の商品化にこぎつけました。

どんな点に改良が加えられたのかについては、明日報告させていただきます。