「風船式白杖」

番組担当の塚本です。

先週末、視覚障がい者の方々の集まりに参加した際、風船式白杖というものがあることを初めて知りました。

折りたたむとポケットテイッシュぐらいの大きさになり、使いたいときは、その場で膨らませると、サランラップの筒ぐらいの太さで、長さは140センチぐらいの杖に早変わりするという事です。

通常の白杖は、道路などを突きながら歩くと、コツコツないしカンカンという音がしますが、風船式白杖は風船のような材質で出来ているので、そうした音はしないということです。

このため外を歩く時は、普通の白杖を使い、屋内に入るときは、音のしない風船式白杖を使うという使い分けが出来るのではないかということでした。

最近は地震、大雨など自然災害が多発していますが、避難所に避難せざるを得なくなった時など、視覚障がいの避難者が、周囲に気兼ねして、音の出る白杖を使いにくい時などに、この風船式白杖は役立つのではないかということでした。

風船式白杖は既に10年ぐらい前から商品化されているそうで、千葉県内に住む鍼灸師の方が発案したものだそうです。

パソコンで、「風船式白杖」と検索していただくと、より詳しい情報が得られるかと思います。