「ホームのどこを歩けばいいの?」
番組担当の塚本です。
視覚障がい者にとって、鉄道の駅でのホーム転落事故を、どのように防ぐかは大きな問題です。
統計によりますと、視覚障がい者のホーム転落事故は、年平均で66件起きています。
そのうちホーム上で線路と並行に歩いているつもりなのに、途中から線路の方向に斜めに歩いてしまって転落する事故が、6割以上を占めています。
現在のガイドラインでは、線路から80~100cmほど離れたホーム上に、線路と並行して点字ブロックが敷設されているのが一般的ですが、これでは線路との距離が近すぎて危険な印象を受けます。
こうした現状を受けて視覚障がい者の団体からは、ホームの中央に線路と並行して点字ブロックを設置し、歩行の導線を確保して欲しいという声が上がっています。
こうした声に対しては、ホームの中央には、駅によっては階段や売店などがあり、それを避けて「コの字型」に移動しなければならないので、却って混乱するのではないかという鉄道会社側の言い分もあるようです。
ホーム転落事故の防止のためには、ホームドアの設置がベストなのでしょうが、毎年、新設されるホームドアは150か所足らずで、このペースではすべての駅にホームドアが設置されるのには数十年以上かかる見通しです、
「日本弱視者ネットワーク」では、先日、ホームページ上に「ホームのどこを歩けばいいの?」というリーフレットを掲載し、ホーム転落事故の減少に向けた提言を行っています。
視覚障がい者にとって、鉄道の駅でのホーム転落事故を、どのように防ぐかは大きな問題です。
統計によりますと、視覚障がい者のホーム転落事故は、年平均で66件起きています。
そのうちホーム上で線路と並行に歩いているつもりなのに、途中から線路の方向に斜めに歩いてしまって転落する事故が、6割以上を占めています。
現在のガイドラインでは、線路から80~100cmほど離れたホーム上に、線路と並行して点字ブロックが敷設されているのが一般的ですが、これでは線路との距離が近すぎて危険な印象を受けます。
こうした現状を受けて視覚障がい者の団体からは、ホームの中央に線路と並行して点字ブロックを設置し、歩行の導線を確保して欲しいという声が上がっています。
こうした声に対しては、ホームの中央には、駅によっては階段や売店などがあり、それを避けて「コの字型」に移動しなければならないので、却って混乱するのではないかという鉄道会社側の言い分もあるようです。
ホーム転落事故の防止のためには、ホームドアの設置がベストなのでしょうが、毎年、新設されるホームドアは150か所足らずで、このペースではすべての駅にホームドアが設置されるのには数十年以上かかる見通しです、
「日本弱視者ネットワーク」では、先日、ホームページ上に「ホームのどこを歩けばいいの?」というリーフレットを掲載し、ホーム転落事故の減少に向けた提言を行っています。