「全盲の科学者 浅川智恵子さん」②
番組担当の塚本です。
昨日に引き続き、全盲の科学研究者であり、「日本科学未来館」館長の浅川智恵子さんの歩みを、著書の『見えないから、気づく』(ハヤカワ新書)を基にたどっていきたいと思います。
「日本ライトハウス」で、コンピューターを2年間勉強した浅川さんは、IBMの客員研究員として採用され、英語のテキストを自動的に点訳するというプロジェクトに入ります。
そこで、浅川さんがコンピューターが視覚障がい者にもたらす恩恵が、いかに大きいのかを説明したときに、「目の見えないあなただからこそ、ユーザーの気持ちが分かるのですね」という言葉をかけられたということです。
その時のことを浅川さんは、「それまでハンデイキャップだと思っていた視覚障がいが、自分の中で強みに昇華した瞬間だった」と振り返っています。
その後IBMの正社員となった浅川さんは、インターネットとウェブの登場を目の当たりに、「ウェブを使って、リアルタイムで情報にアクセスできる自由を、全ての視覚障がい者に届けたい」という願いから、ホームページリーダーの製品化に取り組み、1997年に製品化を実現させました。
情報にアクセスできることが、視覚障がい者の社会参加を促すうえで、いかに大切かを実感し、製品化にも成功した浅川さんは、次のステージとして、情報のアクセシビリテイから移動のアクセシビリテイへと研究分野を広げ、新たなステップに踏みだします。
昨日に引き続き、全盲の科学研究者であり、「日本科学未来館」館長の浅川智恵子さんの歩みを、著書の『見えないから、気づく』(ハヤカワ新書)を基にたどっていきたいと思います。
「日本ライトハウス」で、コンピューターを2年間勉強した浅川さんは、IBMの客員研究員として採用され、英語のテキストを自動的に点訳するというプロジェクトに入ります。
そこで、浅川さんがコンピューターが視覚障がい者にもたらす恩恵が、いかに大きいのかを説明したときに、「目の見えないあなただからこそ、ユーザーの気持ちが分かるのですね」という言葉をかけられたということです。
その時のことを浅川さんは、「それまでハンデイキャップだと思っていた視覚障がいが、自分の中で強みに昇華した瞬間だった」と振り返っています。
その後IBMの正社員となった浅川さんは、インターネットとウェブの登場を目の当たりに、「ウェブを使って、リアルタイムで情報にアクセスできる自由を、全ての視覚障がい者に届けたい」という願いから、ホームページリーダーの製品化に取り組み、1997年に製品化を実現させました。
情報にアクセスできることが、視覚障がい者の社会参加を促すうえで、いかに大切かを実感し、製品化にも成功した浅川さんは、次のステージとして、情報のアクセシビリテイから移動のアクセシビリテイへと研究分野を広げ、新たなステップに踏みだします。