「視覚障がい者にとっての就労の節目③」

番組担当の塚本です。

今週は「日本弱視者ネットワーク」が開催したオンライン就労座談会「就労の節目~就職 転職 復職 早期退職」の内容を手短に紹介しております。

今日は、いったん保育士として働き始めたものの、適応障がいで休職を余儀なくされ、事務職に障がい者雇用枠で転職した女性のケースです。

この女性は先天性白内障による弱視者で、左眼は外側の視野が欠損し、右眼は内側の視野が欠損しています。

保育士として勤務中に働きたいという意欲と現実の壁の間で悩み休職することになりました。

その後、就労移行支援事業所で職業訓練を積み、事務職への転職を目指します。

転職活動で重視したポイントとしては、働きやすさや給与は勿論、障がいへの配慮をしてくれる会社かどうかを重視したということです。

転職後も特に視覚障がいによって、どんな仕事が難しく、どんなサポートを必要としているのかを具体的に伝える能力を高めることが重要だと指摘されていました。