「書の彫刻~触覚書道」
番組担当の塚本です。
視覚障がいのある方でも書道を楽しむことができる触覚書道について、以前、このこぼれ話の欄で紹介させていただきましたが、「眼と指で楽しむ 書の彫刻~チーム光栄with Blind People~」というタイトルで、第四回目となる展覧会が、今年も9月19日~22日まで、狛江市の泉の森会館で開催されました。
触覚書道とは、文字通り手で触った触覚で書道にチャレンジするものです。
書道家の池山永津子さんが、「立体的な作品である刻字を触ることで、視覚障がいのある方にも、書道を楽しんでいただけるのではないか」という思いから、4年前に始まった取り組みです。
用意するのは、筆と縦横30センチほどの発泡スチロールの板とリモネン液という有機溶剤です。
先ず、筆にリモネン液をつけて、自分の書いてみたい字を、発泡スチロールの板上に書いてみます。
発泡スチロールがリモネン液によって溶け、書いた字の部分が凹みます。
凹んだ溝にカラーペンで色を付けると、白い発泡スチロールの板に字が浮かび上がり、完成となります。
今回は凹んだ発泡スチロールの溝に紙粘土を付けることによって、書いた字が立体的に浮かび上がる新たな方式も取り入られました。
今年は触覚書道の手ほどきを受けた視覚障がいの参加者が、パリパラリンピックのゴールボールと柔道の選手に、触覚書道で書いた激励のメッセージを送る取り組みなどもなされ、ゴールボールの日本男子チームは、金メダルを獲得し、触覚書道の参加者にも大きな喜びとなりました。
主宰者の池山さんは、「今後、この触覚書道が盲学校に広まることによって、生徒たちが点字と漢字の両方を習得する手掛かりになるのではないか」と期待を寄せています。
視覚障がいのある方でも書道を楽しむことができる触覚書道について、以前、このこぼれ話の欄で紹介させていただきましたが、「眼と指で楽しむ 書の彫刻~チーム光栄with Blind People~」というタイトルで、第四回目となる展覧会が、今年も9月19日~22日まで、狛江市の泉の森会館で開催されました。
触覚書道とは、文字通り手で触った触覚で書道にチャレンジするものです。
書道家の池山永津子さんが、「立体的な作品である刻字を触ることで、視覚障がいのある方にも、書道を楽しんでいただけるのではないか」という思いから、4年前に始まった取り組みです。
用意するのは、筆と縦横30センチほどの発泡スチロールの板とリモネン液という有機溶剤です。
先ず、筆にリモネン液をつけて、自分の書いてみたい字を、発泡スチロールの板上に書いてみます。
発泡スチロールがリモネン液によって溶け、書いた字の部分が凹みます。
凹んだ溝にカラーペンで色を付けると、白い発泡スチロールの板に字が浮かび上がり、完成となります。
今回は凹んだ発泡スチロールの溝に紙粘土を付けることによって、書いた字が立体的に浮かび上がる新たな方式も取り入られました。
今年は触覚書道の手ほどきを受けた視覚障がいの参加者が、パリパラリンピックのゴールボールと柔道の選手に、触覚書道で書いた激励のメッセージを送る取り組みなどもなされ、ゴールボールの日本男子チームは、金メダルを獲得し、触覚書道の参加者にも大きな喜びとなりました。
主宰者の池山さんは、「今後、この触覚書道が盲学校に広まることによって、生徒たちが点字と漢字の両方を習得する手掛かりになるのではないか」と期待を寄せています。