「わが国の視覚障害者の将来」報告⑨

番組担当の塚本です。

日本視覚障害者団体連合」が令和2年にまとめた「報告書」の内容をかいつまんで紹介してきました。今日はその九回目です。

今日のテーマは、視覚障害者の医療・健康・介護についてです。

近年では、視覚障害者に占める中高年の割合が増加しています。

糖尿病の増加に伴う糖尿病網膜症、高齢化に伴う緑内障の増加が目立っています。

昨今では障害者が高齢者を見守る障老介護、障害者が障害者を見守る障障介護も増えてくるものとも予想され、早急な対応が求められています。

また、病院などでの診療に当たっては、盲導犬の同行を拒否する病院がまだあることも報告されています。

その他、薬に点字の表示がほとんど実施されていないといった問題も残されています。