「ロービジョンフットサルの普及を目指して」

番組担当の塚本です。

昨日、一昨日に引き続き、今日も先月25日に行われた「第六期アクサ地域リーダープログラムwithブラサカ」の最終報告会について紹介いたします。

今日取り上げるチームは、「CA SOLUA 葛飾」というロービジョンフットサルのチームです。

ロービジョンフットサルという競技は、まだまだ一般には知られてはいないようです。

私どもが放送した「知っていますか?ロービジョン」という番組の第一回目の放送で、「CLUB VALER TOKYO」というロービジョンフットサルチームの活動を紹介させていただいておりますので、このサイト内にアップされている過去の放送をお聞きいただければ多少理解が深まるかも知れません。

先日の最終報告会では、今後ロービジョンフットサルを普及させるに当たって、どんな活動が必要なのか、様々なプランが提案されていました。

例えば、視覚障害者のサッカーには、いわゆる全盲の選手がプレーするブラインドサッカーと、弱視の選手がプレーするロービジョンフットサルの二種類があることが知られていない現実があり、その認知度を高める活動が必須であることが提起されました。

この中では、ブラインドサッカーをプレーしている選手の中にも、ロービジョンフットサルをやってみたいという人が一定数おり、先ずその実態の調査から始めてみたいという方向性が打ち出されていました。

また、CA SOLUA 葛飾の選手からは、「自分は視覚障害になって12年経つが、最初はロービジョンフットサルの存在を全く知らなかった。でもブラインドサッカーがあったからこそ、今の生き甲斐がある」との熱い思いのこもった声も聞かれました。

更にチームの今後の活動としては、練習の拠点となっている埼玉県吉川町との連携に期待しつつ、地域貢献の活動の実績を積み重ねていきたいとの提案も示されていました。

ロービジョンフットサルのチーム数は、関東で3チームとまだまだ少数です。

CA SOLUA 葛飾のように将来を見据えたチームの取り組みに希望を感じました。