「ブラインドサッカー地域リーダー育成プログラム」

番組担当の塚本です。

視覚障害者のスポーツに限らず、障害者スポーツにとっては、競技人口の拡大を中心に日本全国にその裾野をどのように広げていくかが、共通の課題となっています。

パラスポーツの競技団体の中で、いち早くこの問題に取り組んでいるのが「日本ブラインドサッカー協会」です。

協会では、「アクサ地域リーダープログラムwithブラサカ」というリーダー養成プログラムを2017年に開始し、先月25日にそのプログラムの第六期の最終報告会が開催されました。

第六期のプログラムには、佐賀県でブラインドサッカーチームの立ち上げを計画しているSAGA BFC(仮名)、既にブラインドサッカーの強豪チームとして活動しているfree bird mejirodai、それにロービジョンフットサルのチームであるCA SOULA 葛飾の三チームが参加し、半年間にわたるプログラム研修の成果を発表しました。

今日は、その三チームの一つSAGA BFC(仮名)の成果報告の内容を紹介します。

SAGA BFC(仮名)は、「混ざり合うことで、わくわくを体験するブラインドサッカークラブ」「分からなくても、見えなくても、みんな前向きに笑おう」を目標に活動を続け、佐賀県内各地でブラインドサッカー体験会を開催し、チームへの参加者を募っています。

既に5名が参加の意向を示しているという事で、このスピード感には、ブラインドサッカー協会の担当者も称賛の声を挙げていました。

今後は、集まったメンバーを指導するコーチングスタッフの育成なども課題となるのではないかということでした。

SAGA BFCでは、今後チームへの参加者を更に集め、九州で三チーム目のブラインドサッカーチームの立ち上げを目指しています。