「ホーム転落をなくす会」の活動

番組担当の塚本です。

「あなたのひと声が目の見えない人の命を救います」こんな見出しのついたポスターをご覧になったことはありませんでしょうか。

これは、「ホーム転落をなくす会」が作成したポスターです。

視覚障がい者の方が、一人で駅のホームを歩いている時、周囲の目の見える人が、安全に注意するようひと声かけて欲しいという内容を訴えるものです。

「ホーム転落をなくす会」のHPによりますと、視覚障がい者の駅ホームからの転落事故は、10年間で747件で、21人が亡くなっています。

年間では74.7件起きている計算となり、5日に1人の割合で視覚障がい者のホーム転落事故が起きていることになります。

「ホーム転落をなくす会」によりますと、一般的に駅のホームの線路に近いところに、点字ブロックが敷設されているケースが多いですが、これはこれ以上線路寄りに近づくと危ないですよという警告を発するためのもので、視覚障がい者の安全の為には、ホーム中央に視覚障がい者を安全に誘導するための誘導ブロックを敷設して欲しいとしています。

駅のホームからの転落事故を完全に防ぐには、ホームドアの設置が最良の対策ですが、現在のペースでは日本全国の駅にホームドアが設置されるのには、84年間かかるとされています。