「視覚障がい者が電車に乗車する時」

番組スタッフの塚本です。

以前、このコーナーでご紹介した事が何度かありますが、視覚障がい者向けの情報機器や移動支援の用具を製造販売している「アメディア」という会社の望月優社長が、毎週土曜日の夜7時半から、アメディア・オンエアーという番組を配信しています。毎回、視覚障がい者に役立つ情報が発信されています。

先日、今年5月11日(土)夜に配信された「電車に一人で乗るときに注意すべき点は何か」をテーマとした番組をアーカイブ配信で見る機会がありました。

この中で望月社長は、ホームドアの設置されていない駅のホームで、電車に安全に乗り込むときの心得を紹介しています。

それによりますと、ホームドアの無いホームでは、先ず、点字ブロックのあるところで電車の到着を待ち、ドアの開く音をよく聞いていて、ドアの正面に立っていない時には、白杖を使って車体にタッチし、開いているドアを手で確認してから、乗車するという事です。

手を使ってドアが開いていることを確認する理由は、電車の連結部の空間に踏み込んでしまう事を避けるためだという事です。

望月さんは、ホームドアの設置されている駅でも、ドアが開いているかどうかは、車体を手でさわって確認し、そこが乗車ドアであるかどうかを丁寧にチェックするそうです。

視覚障がい者の方が、電車に乗るとき、その人なりのノウハウがあるかも知れません。一度、「アメディア・オンエアーのアーカイブ動画」をご覧になってみてはいかがでしょうか。