「合理的配慮の好事例」②

番組制作担当の塚本です。

昨日に続いて今日も、
今年3月にタートルの会とNEXT VISIONの共催で開かれた「先進的取り組みに学ぶ合理的配慮とアクセシビリテイー~見えない、見えにくい社員も共に働く環境の整備を目指して~」というオンラインシンポジウムの模様を紹介します。

シンポジウムの後半で報告に立ったのは「ANAあきんど」という会社の二人の社員で、一人は視覚障がいの女性でした。「ANAあきんど」はANAのグループ会社で航空セールス事業の他、地域創生事業を手掛けています。

障がい者の雇用に当たっては、「
その人が出来ることに着目し、必要なサポートなどの環境整備を行う」との考え方で取り組んでいます。

この視覚障がいの女性のケースでは、照度に耐えられない症状が急速に進んだことから、暗室のような空間を用意するなどの環境整備に当たったほか、リモート勤務と通常勤務の比率を6対4とするなどの勤務上の配慮が行われました。

オンラインシンポジウムは、「視覚障がい者でもサポートがあれば、普通の業務が出来る。ただ目が悪いだけだ」という言葉で締めくくられていました。