「みんなでパラスポーツを語ろう」

番組制作担当の塚本です。

今年夏,パリオリンピックに続いて、パリパラリンピックが開催されます。

今月17日には神戸で、世界パラ陸上大会が開かれ、これから各パラスポーツ団体の動きは一段と熱を帯びてくることでしょう。

視覚障がい者が参加する種目としては、陸上、水泳、柔道、ゴールボール、ブラインドサッカーなどが行われます。

先月30日には、神戸にある視覚障がい者の当事者・支援団体である「NEXT VISION」が、「みんなでパラスポーツを語ろう」というオンラインイベントを開催しました。

講師は「知っていますか?ロービジョン」の初回の放送にご出演をいただいた初瀬勇輔さんでした。

初瀬さんは視覚障がい者の就労などを支援する「ユニバーサルスタイル」の社長であり、パラリンピックで柔道日本代表として活躍したパラリンピアンです。

初瀬さんは、視覚障がい者となり、どうしようかと思い悩んだ時に、視覚障がい者柔道に出会って、眼が見えなくなって初めての喜びを感じたといいます。

第一回のパラリンピックが開かれたのは、1964年の東京大会でした。

パラスポーツの哲学は、「失われたものを数えるな。残されたものを最大限生かせ」というものです。この言葉に出会ったとき、初瀬さんは「まるで自分の事ではないかと思った」と話していました。