「日本弱視者ネットワーク総会②」

番組制作担当の塚本です。

昨日に続いて、4月28日に開催された「日本弱視者ネットワーク」総会について触れます。

総会での議論は、視覚障がい者の生活上の様々な不便を解消するために、多岐にわたるテーマが話し合われましたが、ここでは「駅ホームからの転落事故を防ぐ対策」について取り上げます。

総会で報告されたところによりますと、視覚障がい者の駅ホームからの転落事故は、この10年間に660件起きており、亡くなった人は20人にのぼります。

10年間で660件ということは、6日に1人が転落事故を経験していることになります。

防止対策としては、ホームドアやホーム上の点字ブロックなどがありますが、点字ブロックについては、路面に凹凸をつけるため、「表面がガタガタしていやだ」といった声が、視覚障がい者以外の他の障がい者から聞かれることもあるそうです。

鉄道各社でホームに駅員がいない駅が、今後増えると予想される中で、新たな課題が生じつつあるのかも知れません。