高市首相、国連総会で初の一般討論演説。旧敵国条項の削除を強く要求へ
9月23日(水)の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、水曜コメンテーター・経済アナリストの森永康平氏と番組パーソナリティの寺島尚正アナウンサーが、高市総理が23日午前に、就任後初の一般討論演説を行うというニュースについて意見を交わした。
森永氏「高市さんの政治信念というよりはもう、そもそもそうすべきだろうという日本の立場をね、力ずくで表明しほしいなと思いますよね」
寺島尚正アナ「国連総会一般討論演説が昨日、アメリカ東部ニューヨーク国連本部で開幕し、高市総理は今日午前に就任後初の一般討論演説を行います。
今年は日本の国連加盟70周年の節目にあたります。
高市総理は『旧敵国条項の削除について70年間にわたり国連の取り組みに大きく貢献してきた日本の誇りと名誉にかけて、強く申し上げておく』と強調する予定です。
旧敵国条項は、旧敵国が侵略政策を再現しようとした場合、安全保障理事会決議がなくても武力行使を認める国連憲章の条項です。2005年、削除するとの国連総会決議が採択されましたが、削除に至っていません。
旧敵国条項の削除を求める高市総理の政治信念、これが伺えるという指摘もあるんですが森永さん、このあたりはいかがでしょうか?」
森永康平「今お話もありましたし、2005年というふうに記事が書いてありましたけども、その前からもね、そもそも95年の国連総会の時点でこれはもう形骸化しているんだという風に認められていましたし、2005年から10年経ってからも『削除だ』という話もそもそもあるわけですから、『いつまで対応しないんだ!』っていうのもありますし、今国際社会において戦後ですね、日本がやっぱり金銭面でも分担金を支払ってきているわけですし、今となっては戦後ずっと日本は戦争せずに、しかもいろんなところに国際的な場面で存在感を発揮し続けて平和貢献してますからね。
何かね、戦争を煽ったり、よりひどいことにするために軍事的に参加したりとかもしてないわけで、そういう実績っていうのをちゃんとそろそろ反映してくれないと、そもそも95年の時点でもう形骸化してるっていう風に特別委員会が採択してるわけですから、『いい加減そろそろ動いてください』というところなので、高市さんの政治信念というよりはもう、そもそもそうすべきだろうという日本の立場をね、力ずくで表明しほしいなと思いますよね」
寺島「はい。で、高市総理はまた戦勝国のアメリカ・イギリス・フランスと中国・ロシア(旧ソ連)が、常任理事国を務める国連安全保障理事会の構成・1945年の終戦当時の国際情勢を反映したものと指摘し、現代の国際社会を真に反映した構造への変革を要求するといいます。
ウクライナを侵略したロシアが非難決議案などへの拒否権を発動している状況を挙げ、安全保障理事会は、『国際社会の平和のために機能していない』と言わざるを得ないと指摘します。
その上でトランプ政権が圧力をかけるICC国際刑事裁判所も挙げ、法の支配を重視する日本は、様々な国際裁判所を一貫して支持していると言及すると言います。
高市総理、これ発言予定ということなんですよね?」
森永「ですね。まぁでも実際にやっぱり結構高いハードルがあって、この国連憲章の改正、条項削除という話になってくると、加盟国の3分の2以上賛成採択した後にすべての常任理事国を含む加盟国の3分の2の批准が必要ということで、当然、中国だったりロシアが理屈で『こうですよね?』って話じゃなくて政治的な意図から拒否権を発動して、揺さぶってきたりっていうこともあるでしょうから、なかなかね。
その『べき論』で言ったら『すぐ削除するべき』って話なのかもしれないですけども、現実的にはかなりハードルは高いので、そこを高市さんがどう調整していけるのかっていうのが、ひとつの見どころかなと思います」
「おはよう寺ちゃん」は平日朝5~9時、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
※タイムフリーは1週間限定コンテンツです。
※他エリアの放送を聴くにはプレミアム会員になる必要があります。

