2020.09.09
フェアトレード
西川 文野
先週は、「フェアトレード」についてお伝えしました。
日本国内におけるフェアトレードの普及を目指して活動している
認定NPO法人「フェアトレードラベルジャパン」事務局長の中島佳織さんに
基本的なことから伺いました。
先進国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することで、
途上国の生活改善や自立を目指す貿易のしくみ=フェアトレード。
途上国の生産者の方が美味しいものや品質の良いものを作り続けていくためには
生産者の労働環境や生活水準が保証され、自然環境にもやさしい配慮がなされる、
持続可能な取引のサイクルを作っていくことが重要なのですね。
フェアトレードと呼ばれるための国際的な基準を満たしている証として、
フェアトレード商品には、“フェアトレード認証ラベル”があります。
私たち消費者が適正な価格で商品を購入する際の選択肢の1つですね。
フェアトレードの取組みは、SDGsが掲げる17の目標、ほぼすべてに関係しているとのことです。
生産者が安心して暮らせる環境にいない限り、消費者も品質の良い産品を安心して受け取ることが出来ません。
フェアトレードは、途上国の生産者の貧困解決や支援が目的というだけではなく、
先進国を含め、持続可能な、より良い世界にしていくためのしくみなのだと感じました。
現在「フェアトレードクイズ」に挑戦できます。
番組を聞いていただいた方に、ぜひとも挑んでいただきたいです。