2020.11.01
水とSDGs
伊藤 佳子
SDGsの17ある目標のうち、6番目が
「安全な水とトイレを世界中に」
すべての人が、安全な水と衛生施設を利用できるように、というものです。
先月、港区立エコプラザで開かれた
「アクアカレッジ~人と水の未来」というレクチャーとワークショップを
取材し、水ジャーナリストの橋本淳司さんにお話を伺いました。
この日のテーマは「水道水とペットボトル水の持続可能性」
まずは、コップに入った水を何の水かあてる「水当て」をしました。
3つのコップに、水道水、軟水のペットボトル水、硬水のペットボトル水が入っていて、
参加者はどのコップにどの水が入っているか、見て、においをかぐ、味を見るなどで予想をします。
さらに試薬も使って、検討。
テストではなく、自分の五感が大切なんだとか…。
終了後に、なぜ橋本さんが「水ジャーナリスト」になったのか、きっかけを伺いました。
橋本さんは若い頃、バングラデシュでヒ素に汚染された井戸水を子どもに与えている母親を見たそうです。
母親はその水が有害と知りながらその地域にはそれしかないから与えている、
とても衝撃を受けて水の問題のあるところを訪ね歩くようになったということです。
水の問題は色々な社会問題の根っこにあると話していました。