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「国際ガールズデー」を機にジェンダー不平等を考える

坂口 愛美

10月11日は「国際ガールズデー」ということで、今回はジェンダー不平等について考えました。

お話を伺ったのは、貧困や差別のない社会を実現しようと、世界70ヵ国以上で活動する国際NGO、プラン・インターナショナルの長島美紀さんです。

長島さんによりますと、特に途上国では、性別を理由に不平等な扱いを受けることが多く、問題が深刻だそうです。

中でも長島さんが問題視しているのは、教育について。

経済的に困窮している家庭では、女の子の中途退学が多く、そのため女性の社会進出が進んでいないといいます。

また、「新型コロナウイルスの影響で世界のジェンダー問題はより深刻化している」と話す長島さん。

アメリカのコンサル会社の調査によると、今回のコロナ危機によって女の人が仕事を失う確率は男性の1.8倍に上っているほか、家にいる時間が長くなったことで、女の子や女性へのドメスティックバイオレンスや虐待の報告件数が急激に増加しているそうです。

途上国での小学校や幼稚園の建設、難民への奨学金支給など、様々な活動を行っているプラン・インターナショナルでは、女の子が直面する課題に特化した「ガールズプロジェクト」も実施していて、気軽に参加できる寄付を受け付けています。

長島さんは、プラン・インターナショナルの活動を通して、「ジェンダーだけでなく、人種や階級にもとらわれない自由な世界を目指したい」と話しています。

世界中のみんなが、自分の意志で未来を選べる世界を作るために。

まずは現状を知って、今自分にできることから始めたいと思いました。

 

この記事を書いたのは…

坂口 愛美
坂口 愛美

愛媛県の自然豊かな棚田で、趣味として米作りを続けています。
緑あふれる大好きな風景を守るために何ができるのか…環境問題について、しっかり考えていきたいです。
他にも色々な分野を取材して、わかりやすくお伝えしていければと思います。

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