【西武】松井稼頭央監督インタビュー 抑えの増田達至が緊急降板となっていたら「豆田で行く予定だった」
8月22日放送のライオンズナイターでは、ベルーナドームで行われた西武-オリックス18回戦の試合前に、埼玉西武ライオンズの松井稼頭央監督にインタビュー。8月20日、ソフトバンクー西武18回戦で抑えの増田達至に打球が当たった際、指揮官は投手陣の起用法についてどう考えていたのか訊いた。
――前の試合(8月20日、ソフトバンクー西武18回戦)では、9打数連続シングルヒット、全て単打での17安打という記録はなかなか願ってもお目にかかれない攻撃だったと思うが、ベンチでご覧なっていかがでしたか?
松井「本当によく繋がったなと思ったし、単打の中でもね、粘りながら後ろに繋げていくという意味でも、あそこのビッグイニングは非常に大きかったですよね」
――ずっとヒットを打ってくれている間、監督はどんな気分でしたか?
松井「どんな気分というか、何でしょうね……まずはあそこの場面(スコアが)1対1でしたから、1点入って、3点入って、もう2点ぐらいとベンチで思っていました(笑) 」
――その2日前の試合(8月18日、ソフトバンクー西武16回戦)でチームは全くヒットが打てなかった。2日前にもうちょっと打っていて欲しかったなと思わなかった?
松井「ノーヒットノーランやられましたけど、ズルズルいかずにね(3連戦の)最後1つ勝てたということは、今日からのオリックスの試合にも繋がってくるだろうと思うし、そういう意味では本当にナイスゲームだったと思います」
――クローザー増田達至は、先週火曜日(8月15日、西武ー楽天18回戦)のショッキングなノックアウトから中4日、前の試合のホークス戦(8月20日、ソフトバンクー西武18回戦)で8月に入って初めてのセーブを挙げました。ご覧になっていて内容はいかがでしたか?
松井「足にちょっと(打球が)当たりましたけどね。今日は本人の状態も含めてもう1回確認しないといけないが、でもまっすー(増田達至)にとってもね、もちろん打たれる試合もありますけど、2点差の中で粘り強く投げたというのは良かったと思うし、セーブがつくまで不安なところはあったと思う。それはね、もうちょっと早い段階でと思いましたけど、まあなかなか機会がなかったからね、あそこで万全を期していってもらえたというのは良かったのかなと思いますね」
――アクシデントがありましたけど続投したということは大事に至っていなかったということですね?
松井「抑えの気持ちでしょうね。そこは引き下がらないでしょうね」
――あのときブルペンではボー・タカハシと豆田泰志が準備を始めていました。9回裏の緊急リリーフを実績のあるボーに任せることは予想できるが、その隣でもう1人のピッチャーが肩を作っていたということは、既に豆田が起用されるステージは上がったということですか?
松井「(あの場面)あとワンアウトでしたよね。あと1人だったので、そういう意味でもね豆田ということも考えていました。ステージというよりもね、それだけの結果も残してきているし、もちろんいいところで投げることもそうですし、またいろんな場面で投げることも考えられるところはあると思うので、そういう意味では豆田で行く予定でありましたけどね」
――今週もカード初戦(8月22日、西武-オリックス18回戦)の先発はディートリック・エンスです。前回楽天戦(8月15日、西武ー楽天18回戦)の1軍復帰マウンドはいかがだったでしょうか?
松井「あの時も粘り強く投げてくれたと思います。久しぶりの登板の中でね、しっかりとキャッチャーと話をして、以前は大体打者2巡目ぐらいで捕まるケースが多かったが、よくあの回まで投げられたのかなというふうに思いましたね」
――むしろ2巡目の方が良かった感じでした?
松井「そうですよね。だからそこはね本人も意識はしているところだったと思うし、そこをクリアできたということは1つ良かったのかなと思います。そういう意味では今日がね、大事な試合になると思いますので、期待したいなと思います」
――エンスは今日(8月22日)アメリカから奥様と5月に生まれたばかりの娘さんが来日して、家に帰ったら出迎えてくれるとのことですが、いいことあるといいですね?
松井「そうですね、楽しみにしてます」
※インタビュアー:斉藤一美アナウンサー
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