【西武】源田壮亮選手インタビュー　高校時代を振り返り「毎日濃かったなぁ」

――一昨日の日本ハム戦(8月9日、日本ハム－西武16回戦)の第1打席、5球連続ファールで粘った末に9球目をショートへの内野安打としました。打たれたピッチャーはがっくりするかと思うのですが、どう感じましたか？
源田「(先発のマーベル投手は)すごく球を動かすピッチャーだったので、引っ掛けた凡打にしたくないなというのもあった。それがどんどんファールになって、結果的にああいう逆方向へのヒットになったんです。良かったですね」

――ファールで球数を稼ぐことをあえて狙う時はあるのでしょうか？
源田「そういう時もありますし、別にフェアゾーンに飛ばなくてもいいやという気持ちでいる時もあります。追い込まれてからは特に」

――先週の金曜日のオリックス戦(8月4日、西武－オリックス15回戦)の第1打席、右肘に死球を受けて痛そうにされていました。改めて状況を振り返ってみてどうでしょうか？
源田「力が抜けた感じですね、当たった後に」

――肘当てをつけていても衝撃は相当なものでしょうか？
源田「そうですね。衝撃強かったです」

――痛みに耐えながらもマウンドに手を上げていましたが、相手投手(山﨑福也投手)へ向けてのものですか？
源田「そうですね。『ごめん』という感じで(手を動かして)くれたので、僕も『大丈夫』という感じで」

――はっきり言ってそれどころではないですし、本当に優しい方だなと思いました。
源田「僕の場合は怒るとかの前に『痛い！』というのが来てしまうので、それだけです(笑)」

――その試合で死球を受けた後に捌いたショートゴロは8回表の1回(2死1、2塁、宗佑磨選手の打席)で、2塁への送球でした。もし死球を受けた直後に1塁へ送球することがあるならば、多少は影響するのでしょうか？
源田「あの時は飛んできたらヤバかったですね。ほぼ握力がゼロだったので……。だんだんちょっとずつ(握力が)戻ってきて、終盤の時にはほぼほぼ手に力が入るようになっていたので良かったです。飛んでくるなと思ってましたね、直後は」

――内野のボール回しの時に、1塁への送球は直接ではなくワンバウンドで投げるからというような合図をしているように見えたんですが、その通りだったのでしょうか？
源田「そうですね。普通に投げたら悪送球を何球かしたので、とにかく下に投げようと思って」

――ギリギリのところでプレーされていますね。
源田「でも当たり所が良かったですね。骨とかではなくて」

――その後は問題なくプレーできていますよね？
源田「はい」

――現在、夏の甲子園大会が開催されています。大分商業高校野球部で過ごす毎日はどのような日々だったのでしょうか？
源田「毎日濃かったなぁ、きつかったなぁという思い出ですかね」

――今年から5回終了後に10分間のクーリングタイムが導入されていますが、どう思われますか？
源田「すごく良い試みだと思います。でもちゃんと着替えてほしいですね。汗でびっしょりになっている中で涼しいところに行くと急に冷えるので、着替えだけはやった方がいいんじゃないかなと思います。でもすごく良いと思いますよ」

――涼しいところに行く際は汗だくのアンダーシャツやユニフォームではない方が良いんですね？
源田「だと思います」

――源田選手が試合中に行っている暑さ対策があれば教えてください。
源田「本当に暑い時は氷嚢で首とか頭とかいろんなところを冷やしたり、あとホームゲームの時は冷たいフローズン(ドリンク)がベンチ裏にあるので飲んで冷やしてます。レバーを引いたらシャーベットが出てくるような(感じです)」

――だから皆さんベルーナドームの試合でも元気にプレーできるんですね？
源田「あるかもしれないですね(笑)」

※インタビュアー：文化放送・斉藤一美アナウンサー