日経コンストラクション編集長が注目する建設現場の最新技術とは?

日経コンストラクション編集長が注目する建設現場の最新技術とは?

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  1. 8月7日放送の「L is B presents 現場DX研究所」は、土木技術者向けの専門雑誌『日経コンストラクション』編集長の真鍋政彦氏が出演。注目している建設現場の最新技術についてお話しいただいた。

松井佐祐里アナ「“日経コンストラクション”について、ご紹介させて頂きます。日経コンストラクションは30年以上の歴史を持つ、土木技術者向けの専門雑誌です。土木の最新ニュースや技術開発、採用時の効果、技術者個人のスキルアップ、入札の動向や受注のノウハウ、最近ではDXやGXなど、土木・建設にかかわる情報を幅広くタイムリーに伝えています。また事故や失敗、談合などの情報も、さらなる飛躍へのヒントとなるよう、掘り下げた形でお届けしています。改めて“日経コンストラクション”について詳しく教えてください」

日経コンストラクション編集長・真鍋政彦氏「“日経コンストラクション”は土木に特化した雑誌です。2万部発行しておりまして、読者は、建設会社の方から国や自治体の技術職員の方など、幅広く支持していただいています」

L is B代表・横井太輔氏「今、注目している建設現場の最新技術は何ですか?」

真鍋「建設3Dプリンターです」

横井「去年、ゲストに来ていただいた大林組の堀内さんが3Dプリンターで家を作るっていうお話をされてましたけど、出来ちゃうんですか?」

真鍋「今、サウナとかトイレとかそのぐらいのやつはもう実際に出来上がっているみたいですね」

横井「コスト的にはどうなんですか?」

真鍋「昨年2022年が、建設3Dプリンター元年っていろんな人が言っててかなり普及が始まった時期だったんです。そういった意味では、やはりコスト的にはまだ高いところがあります。今は黎明期なのでこれから件数が増えるに従って、コストの問題は解消されていくと思います。いわゆる元3Dプリンターを使うと、これまでその型枠を組んで、生コンを打設して養生するっていうのが基本的なコンクリートの作り方なんですけど、まず型枠を組んだり、打設が必要なくなる。それで、人工はもちろん減りますし、工期もその分やっぱ短くなるので、まさにDXですよね。そこら辺を含めると、コスト的なところも非常に安くなってくるんじゃないかと思います」

横井「例えば時間軸でいうと、コンクリートの造形物を例えば2週間かけて作りましたっていうのが3日ぐらいで終わっちゃうみたいなことですか?」

真鍋「そうですね。現場で3Dプリンターで作っておけば、同時作業ができる。通常だともうここの作業はコンクリートの打設をしないと、次に進めなかったのが、同時並行でできるので、より効果が増す」

横井「人手不足の救世主的なものになりそうですね」

真鍋「おっしゃる通りです。地方企業はそういう意味でかなり注目はされてるみたいです」

「L is B presents 現場DX研究所」は毎週月曜20時~20時30分まで文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。日本最大級の音声プラットフォーム「Voicy」でもアーカイブ配信しています。

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L is B presents 現場DX研究所

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月 20:00~20:30

『温故知新』をテーマに、建設業や小売業など現場向けのビジネスチャットツール『direct』などをリリースする会社L is Bの横井が、様々な企業の代表者と対談…

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