古坂大魔王、ピコ太郎「PPAP」のヒットをマーケティングの視点で解説!
7月31日の「ノバセルpresentsマーケティング進化論」は、ゲストにピコ太郎のプロデューサーとしても知られるお笑い芸人の古坂大魔王氏が出演。ピコ太郎の「PPAP」は、2016年にジャスティン・ビーバーの目に止まり、世界的なヒットとなったわけだが、そこに行き着くまでにどのような戦略があったのか?古坂氏がマーケティングの視点で解説した。
古坂氏は、PPAPがヒットしたポイントについて聞かれると、「たまたまはまっただけ」と“たまたま”であることを強調した上で、「とりあえず球を投げた。その投げた球が、いい感じにはまった。でも投げないと駄目」と話した。
ネットを通じて、どのように広げていったか?について聞かれると、古坂氏は、世間と界隈の違いについて説明した。「お笑い芸人だけとか、アニメ声優だけとなると、界隈なんです。野球選手とお笑い芸人と政治家となると世間なんです」。そして、1つの業界だけでなく、世間が同じことを同時につぶやくことを重要視して、AAA、LiSAなどのアーティストや後輩芸人に、同時刻にツイートしてほしいとお願いしたという。これを聞いたパーソナリティのノバセル株式会社代表取締役社長・田部正樹氏は「界隈と世間の違いは面白い」と称賛した。
そして、この一斉ツイートの効果で、「PPAP」はミックスチャンネルの視聴者層にはまったり、BTSやBLACKPINKなどのアーティストにはまっていったという。
ジャティン・ビーバーがツイートした経緯については、古坂氏がジャスティン・ビーバーの音楽プロデューサーであるスクーター・ブラウンから聞いた話を語った。「最初、スクーター・ブラウンが808のポンッてやつを使ってる変な奴がいるぞって、自分で探して、ジャスティン・ビーバーに見せたらしいんです。ジャスティン・ビーバーも面白いとなって、これどうする?お前がツイートすると売れちゃうぜって話になって、会議して、やってみようぜ面白いしってなってツイートして、そのまま1年後ぐらいにソフトバンクのCMで共演するとこまで行くんです」
「ノバセルpresentsマーケティング進化論」は毎週月曜19時30分~20時まで文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。日本最大級の音声プラットフォーム「Voicy」でもアーカイブ配信しています。
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