損保ジャパンマーケティング担当が語る!保険会社の戦い方
7月24日の「ノバセルpresentsマーケティング進化論」は、ゲストに損害保険ジャパン株式会社マーケティング部長の関口憲義氏が出演。保険会社のマーケティング戦略について伺った。
そもそもマーケティングにおいて、ほとんど全ての商品で差別化が難しくなってきており、その中でも保険の特徴は、「わかりにくい、かつ規制商品で、商品的な機能の差別化を作りにくい」と関口氏は話す。しかし、「他の競合者ではなく損保ジャパンを選ぼうと思っていただける部分は、やり口はいくらでもあって勝負になる」という。
ではどのように勝負しているのか?というと、その1つが病気になった時の対応だ。「どれだけ真摯に対応したかが、保険会社の信頼、イメージ、ブランドを形づくる」と関口氏は語った。これに、パーソナリティのノバセル株式会社代表取締役社長・田部正樹氏は「わかりやすい差別化を探していくより、地道な実績の積み上げだったり、大した差がなくてもお客にとって意味のある細かい差が見つけられるかが大事」だと共感した。
さらに、関口氏は、“ビジネスマスタープラス”という商品を例に出しこのように説明した。「当初、ビジネスマスタープラスっていう商品名を認知させようという話があったが、それでは、何のことかわからない。一石五丁の企業保険、一個でカバー範囲が広い、損保ジャパンから出ている。これを強調したことでうまくいった」。これに田部氏も「面白いですよね。サービス名を認知されるだけでは意味がなくて、サービスが持っているお客様にとっての利便性が認知されて初めて意味がある」と補足した。
この他に関口氏がボルボで働いていた際のマーケティングの話や今後実現したいことなどについて伺った。
「ノバセルpresentsマーケティング進化論」は毎週月曜19時30分~20時まで文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。日本最大級の音声プラットフォーム「Voicy」でもアーカイブ配信しています。
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