戦後プロパガンダ放送の史実に迫るシリーズ・特別番組 『民放ラジオの黎明~Count Basie(カウント・ベイシー) が聞こえる』 8月3日(木)午後8時00分~放送

戦後プロパガンダ放送の史実に迫るシリーズ・特別番組 『民放ラジオの黎明~Count Basie(カウント・ベイシー) が聞こえる』 8月3日(木)午後8時00分~放送

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文化放送は、8月3日(木)午後8時00分~午後9時00分に、特別番組『民放ラジオの黎明~Count Basie(カウント・ベイシー) が聞こえる』を放送します。出演は、詩人のアーサー・ビナードと、文化放送・鈴木純子アナウンサー。

 文化放送では、これまで戦後誰も語り継がない「封印された真実」を発掘していくシリーズ企画を放送。2015年に放送した戦後70年企画特番『アーサー・ビナード 探しています』(2016年日本民間放送連盟賞ラジオ報道部門最優秀賞)、2020年の『文化放送戦後75年スペシャル 封印された真実~軍属ラジオ』(2021年日本民間放送連盟賞ラジオ部門グランプリ/第58回ギャラクシー賞ラジオ部門大賞)など、数々の特別番組を放送してきました。

<番組内容>
― 73年前の夏、戦争で灰塵に帰した日本に、かつて鬼畜米英と呼んだ「アメリカ」が進駐軍としてやってきた。「日本人は自分たちを憎んでいるに違いない」「彼らは再び牙をむくかもしれない」拭いきれない不安の中で米政府が考えたのは、ラジオというメディアを使い日本をコントロールすることであった。米政府は戦時中に行ったプロパガンダ放送のノウハウを生かし、「ミート・ザ・ピープル」「サイエンス・スケッチ」「国際ニュース」など親米感情の醸成を目的としたラジオ番組を大量に制作した。そして開局直後の民放ラジオ局に番組供給を始める。中でも代表的な番組が「JAZZ CLUB」で、番組パーソナリティは戦後多くの洋楽番組に出演し続けた「いソノてルヲ」であった。
 軍国主義の息苦しさから解き放たれ、新しい時代の空気を胸いっぱいに吸い込み始めた当時の日本人にとって、ジャズこそがアメリカであった。中でもスウィングジャズの時代を作り上げたカウント・ベイシーの音楽は、アメリカの空気そのもの。明るくダイナミックなビッグバンドに、日本中がアメリカへの憧れを膨らませた。そして、それはラジオを活用したアメリカ政府の「対日心理作戦」が成功した瞬間でもあった ―

<取材出演>
堂本曉子氏(元千葉県知事/かつて米大使館でラジオ番組を制作)
磯野史雄氏(JAZZ CLUBパーソナリティ: いソノてルヲの長男)
北村英治氏(ジャズ・クラリネットプレイヤー)
井川充雄氏(立教大社会学教授/戦後メディア史を研究)
春名幹男氏(元共同通信社ワシントン支局長、国際ジャーナリスト) 他

当番組は2020年制作・第58回ギャラクシー賞ラジオ部門大賞を賞した『封印された真実~軍属ラジオ』のスタッフによる企画・制作。

【特別番組概要】
■番組名 :『民放ラジオの黎明~Count Basie(カウント・ベイシー) が聞こえる』
■放送時間: 2023年8月3日(木)午後8時00分~9時00分(収録)
■出演  : アーサー・ビナード、鈴木純子(文化放送アナウンサー)

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