DXの壁は、全員が一致して同じ方向に進むこと!?
- 7月17日放送の「L is B presents 現場DX研究所」は、先週に引き続き、コクヨ株式会社 ワークプレイス事業本部 エンジニアリング本部、阿部浩典さんと小林光佑さんが出演。DX、デジタル化を推進していく中で感じる壁や課題について詳しく、お話しいただいた。
松井佐祐里アナ「DX、デジタル化を推進していく中で感じる壁や課題は何ですか?」
コクヨ株式会社ワークプレイス事業本部エンジニアリング本部・阿部浩典氏「全員が変化について来れるようにすること、興味を持ってもらうことです」
松井「やっぱり変化について来られない人もいたということですか?」
阿部「そもそもついて来られないというのもあるんですけど、やっぱりどう変わるべきかという考えが人によって違うので、全員が一致して同じ方向に進めるということが難しいところかなと思います」
松井「エンジニアリング本部としてですねDX、デジタル化の取り組みはいつ頃から始められたのですか?」
阿部「我々エンジニアリング本部でDXの取り組みを開始したのは2019年からになります。当時、我々が納品や工事をさせていただいていた多くの現場では、スマートデバイス向けのアプリやソフトウェアを使って現場が進められており、現場で働いている人の働き方にも変化が生まれ始めている事を実感しました。その一方で我々の現場のメンバーはなかなか“PC・メール・電話・紙を使った働き方”から変化を見い出せない状況にありました。そこで我々もこの流れに乗って“現場で立って働く人の新しい働き方”にチャレンジしてみよう!という事で声を上げて取り組みを始めた事がきっかけになります。」
L is B代表・横井太輔氏「DX、デジタル化を推進していく中で、感じる壁や課題について教えてください」
コクヨ株式会社ワークプレイス事業本部エンジニアリング本部・小林光佑氏「DX、デジタル化においてはこれまで接することが少ない社員が多かったので、何が課題で、どうならなければいけないかが人によって捉え方が違う傾向がありました。我々の提案が全員に刺さるわけではなかったので、それでも工夫して何かを前に進めていかないといけないところが難しいと感じています」
松井「デジタル化が加速して行く中、アナログの良さっていうのもたくさんあると思うんですけど、そういうことも感じながら進めていかれたんですか?」
小林「そこは感じながらになります。やっぱり現場の人たちは、“face to face”でコミュニケーションを取るっていうのが、今までも基本になってきていたので、人と人とが繋がっていくっていうところでは、今後は仮にデジタル化がもっともっと進んでいったとしても、大切にしていかなきゃいけないところかなと感じてます」
「L is B presents 現場DX研究所」は毎週月曜20時~20時30分まで文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。日本最大級の音声プラットフォーム「Voicy」でもアーカイブ配信しています。
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この記事の番組情報
L is B presents 現場DX研究所
月 20:00~20:30
『温故知新』をテーマに、建設業や小売業など現場向けのビジネスチャットツール『direct』などをリリースする会社L is Bの横井が、様々な企業の代表者と対談…