【アナコラム】砂山圭大郎「レコメン!20周年」
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「アナウンサーコラム」。週替わりで文化放送アナウンサーがコラムを担当しています。この記事では全文をご紹介!
▼7月14日配信号 担当
砂山圭大郎アナウンサー
2003年7月7日にスタートした文化放送レコメン!が、番組開始から20年を迎えました。
平日の帯番組が始まるのは、普通なら4月か10月です。
前番組が急に終わることになり、本当に突貫工事で始まった番組でした。
まさか20年もタイトルが残る番組になるとは思いませんでした。
もはや知らない人の方が多いと思いますので、一応、記しておきますと・・・。
なぜ私がレコメン!のことを書いているかといえば、私が初代のパーソナリティ(月~水)だったからです。
謎の覆面パーソナリティ、レコメンダーK太郎は私だったのです。笑
2012年3月まで、小・中学校を合わせたような期間を主に中高生のリスナーと過ごしましたが、私にとっても高校時代のような遠い記憶になってきました。
長く携わったので、何から書いたら良いかわかりませんが…。
今でもやり取りする当時のリスナーがいます。
友達でも親でもないですが、親戚のような感じです。
たまに近況が送られてきます。結婚式に出席させてもらった人も何人かいます。
宝物です。
当時、まだradikoのタイムフリーはありませんでした。Twitterも出始めくらい。
残らない悲しさもありましたが、消えるからできる思い切りもありました。
月~水に関しては、だんだん一か八か、破れかぶれが楽しくなっていました。
リアルタイムで聴いた人とだけの秘密の共有。
タイムフリーはありがたいですが、そうじゃない時代の経験も今となっては宝物です。
スターの階段を登っていくのを間近で見られたことも貴重な経験です。
前番組から唯一残り、開始当初はまだ関西Jrだった横山裕くん、村上信五くん。
人気の踊り場に立っていた時期にレコメン!内で番組が始まり、まもなく社会現象になったAKB48。
共に時間を過ごした皆さんの中でも、この2組の駆け上がりは特に物凄かったです。
本人は変わらないのに、先に世間が変わっていく。番組の数字が上がり、メールの数が爆発的に増え、少し時差があって、本物のスターの顔に変わったように思います。
番組がレコメンドする皆さんがスター街道を登る中、私はずーっと同じ位置で番組を守っていました。
そのスタンスは2代目のオテンキのりさんにも受け継がれたかもしれません。笑
私なんかが偉そうですが、3代目パーソナリティの皆さんの大いなる飛躍を楽しみにしています。
番組開始から20年にあたり、改めて覆面時代にお世話になった関係者の皆さま、リスナーに感謝します。