広がる貧富の格差。青木氏国民生活基礎調査に驚き「ひとり親世帯の半数近くは貧困」

広がる貧富の格差。青木氏国民生活基礎調査に驚き「ひとり親世帯の半数近くは貧困」

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7月7日の大竹まことゴールデンラジオでは、様々なニュースを取り上げ、貧富の格差について大竹と青木がコメントした。

5月の実質賃金、1.2%減。物価高で14カ月連続マイナスが続いている。春闘による賃上げが3.58%と30年ぶりの高水準となったが物価高騰には追いついていないのが現状だ。一方、夏休みの旅行者が前年比17.8%増の7370万人であることがJTBの調べで分かっており、国内旅行に関しては、コロナ前を超えたという。1人当たり、旅行費用は4万円という数字も出ている。また、一方で夏休みの食事支援申請世帯に申請理由を聞いたところ、子どもの食料を買うお金がないという意見が7割を超えたというニュースもあり、貧富の格差が広がっている。

これらのニュースを受けて、青木と大竹が次のようにコメントした。

青木「実質賃金が14カ月連続減り続けている一方で、夏休みの旅行の費用が過去最高。これも物価高の影響があると思うんですけれどもまた一方で、食事支援申請世帯のうち、子供に食料を買うお金もない世帯が70%。貧富の格差というか、苦しい人が非常に苦しい。実は今月の4日に厚労省が国民生活基礎調査の結果を発表していて、3年ごとに調査結果を発表しているんですけど、これによると所得水準などに照らして貧困の状態にある18歳未満の子供の相対的貧困率は2021年の段階で11.5%で、3年前に比べて2.5ポイント改善した。ただし1人親世帯の貧困率はかなり深刻で前回から3.8ポイント改善したんだけれども、一人当たりの48.3%から改善したっていうから45%くらいなんですけれど依然として、半数近くが貧困状態にある。で、これを聞くとちょっと驚くんですけれども、OECD経済対策開発協力機構いわゆる先進国クラブのOECD平均でひとり親世帯の子供の貧困率は、31.9%。だから日本は、それよりも大幅に上回ってる。43カ国中で貧困率が最も高いブラジルは、54。%南アフリカ49%なんですけれども、これに次いで日本は、8番目にひとり親世帯の貧困率が高い。賃金が上がらなくてみんな苦しいんだけれども、やっぱり子供の貧困。あるいは、特にひとり親世帯の貧困っていうのは、やっぱり相当深刻だっていうのはもう1回改めて見つめて考え直さなくちゃいけない」

大竹「国のやる仕事は多く税金を集めてそれをちゃんと分配するちゃんとうまくねちゃんと所得の多い人から少ない人まで見つめて、そこにしっかり分配するっていうのが国のお仕事の1番ですよね。それがちゃんとできてない感じしませんか?」

室井「なんか今生きてる人に使ってもらいたいと思う」

青木「政治の役割である富の再分配ができてないってことも言えますし、これが示しているのは、困っている人が一層困る状況にある。別に一人親だから不幸だってことは決してないんですけれども、でも多分、多くは女性が一人で子供を育てている家庭に対して、今更言うまでもなく日本は少子高齢化が進む中で、そういう女性がちゃんと生活できる。あるいは、場合によってはちゃんと生活できてもう一人二人子供を産みたいんだったら子供が産めるような状況を作っていくことが社会の少子高齢化にある程度歯止めをかけて、社会保障に関しても、あるいは、医療に関しても持続可能になる。というのはこれその子供たちだけじゃなくて我々のメリットにもなるわけですよね。社会の持続可能になるだから。これは本当に深刻に政治が1番取り組むべき課題」

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(AM1134kHz、FM91.6MHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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