高校1年から続く容姿いじり。中元が違う考え方を提示「容姿のことを言う幼い周りに自分が譲ってあげるよっていうふうに」
『中元日芽香の「な」』が、7月3日(月)午前7時に更新され、「ちょっぴり長電話」のコーナーで高校1年生の時に容姿を周りからいじられ始めて、コンプレックスを抱くようになったという高校3年生からの相談に親身に答えた。
今回の相談は次のようなもの。
「僕は自分の容姿にコンプレックスを持っています。高校1年生の時に容姿を周りからいじられ始めてコンプレックスを抱くようになりました。このコンプレックスのせいで鏡を見た時に嫌な気分になったり、他人と目を合わせることができなかったりとすごく窮屈な気分になります。また他人へ嫉妬したり、もし自分の容姿がもうちょっとよかったらな、など余計なことを考えてしまいます。こんなことを考えても無駄だと分かっていても気になってしまう自分に嫌気がさし、どんどん自己肯定感が低くなって自信を失い、また容姿について悩む。この悪循環のせいでいらない労力を使って疲労がたまり、全然勉強に集中できなかったり力を発揮することができなかったりします。自分は今年受験生なので、このコンプレックスをどうにかしたいと思いメールしました」
相談者に、中元が話を聞いたところ、高校1年生から今まで容姿いじりは続いているようで、初めにいじられた際にそのいじりを受け入れてしまったことで、いじられてもいい雰囲気を自分で作り出してしまったという。さらに、容姿いじりが本当は嫌ということも言い出せるような雰囲気ではない様で、クラスメイトにも完全に隠し通せているようだ。
また、ふとコンプレックスに意識を向けると勉強にも集中できず、顔を変えるのは難しいので、受験生である今はそこだけでもなんとか解決できないかと考えているようだ。中元はこのコンプレックスについて、次のような解決案を提示した。
中元「確かに顔を変えるって簡単ではないですし、生まれ持ったものですしね。それに対して、ご友人に言われた時に、自分がその場をどうにか明るく振るまえばコトがおさまるのかなっていうところに、周りへの配慮とか優しさみたいなものが伝わってくるなと私はお話をしていて思うんです。なので、もっと当たり散らしたりとか、そんなこというなよとかって喧嘩することもできたと思うんだけれど、それをしなかった優しさが今の悩みにつながっているのかな。容姿のことでとやかく言うのって幼いよね周りが。みたいに自分がちょっと大人になって、自分が譲ってあげるよっていうふうに思えると、今回の件で自分がちょっと精神的に大人になることができるのかもしれないとか、みんな表面見ていろいろ言うけれども、性格とか勉強への取り組みの姿勢とか、俺の努力、知らないだろう?っていうふうに思うと、大学生以降になって新しい人間関係ができた時に、ちょっとした振る舞いとか自信が変わってくるといいなってお話しながら一つ思いました。今の聞いてどうですか?綺麗事言ってんなこいつみたいな感じしましたが(笑)」
相談者「いや、なんか全然違う、自分が思ってたのと全然違う角度からそういうこと言ってくださったので、ちょっとすっきりというか」
中元はクラスの和を乱さないようにしている大人な相談者を気遣いつつ、大人になって再開したら、辛かったことを伝えるのもいいかもしれないと話す。
中元「良かった…。言われた時にムッとして、でもそれをセーブする理性の強さがあって、今のクラスとか高校1年生の時の雰囲気が明るいままで保たれていることは、相談者さんの努力とか深さによるものだと私は思いますよ。でもね、いつか同窓会とかでは今だから言うけど、あれはないよね。みたいにいつか言えるといいですけどね。きっと同窓会とかで、会うと皆さん年齢を重ねたことによる見た目のコンプレックスは増えていくものかなと私自身もそこは感じているので、思いっきりいじるとか、その時は。そういう風にして今の高校1年生から受験生の今までに関しては、精神的には自分が大人だけどねっていうふうに思えると、何か少し周りに対して寛容にというか、本来言われて傷ついた言葉もたくさんあるかもしれないので、それでも、どうにかって私は簡単には言えないですが、でも相談者さんのリアクションを聞いていると、何か一つ、今までと違った考えが提案できたかなというふうに思いました。自分の中身への自信とか、考え方への自信っていうのは、ちょっとずつ上向いてくれて、勉強の時にしんどい思いも、ちょっとずつ自然と勉強に気持ちが集中できるようになっていくといいですね」
『中元日芽香の「な」』は毎週月曜日午前7時に、Podcastにて更新中。
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Profile
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1996年4月13日生まれ。広島県出身。早稲田大学在学中。 日本推進カウンセラー協会認定、心理カウンセラー&メンタルトレーナー。 2011年から6年間、アイドルグループ「乃木坂46」のメンバーとして活動したのち、2017年にグループを卒業。 自身の経験から、心理カウンセラーになることを決意。グループ卒業後、認知行動療法やカウンセリング学などを学び、2018年にカウンセリングサロン「モニカと私」を開設し心理カウンセラーとして活動を始め現在に至る。